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大衆演劇のお芝居ってどんなの?(独断・私見の)大衆演劇観劇ガイド

2013-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『泥棒道中』都若丸劇団千秋楽公演@新開地劇場 4月29日

お芝居は『泥棒道中』だった。去年も観ているし、超満員だろうと予想してはいたけれど出かけた。案の定、開演40分前にすでに長蛇の列、二階席になった。とはいうものの、歌舞伎の劇場に比べたら、二階席といえども舞台が近い。オペラグラスも必要ない。 楽し…

『やくざ心中乱れ花』都若丸劇団@新開地劇場4月25日昼の部

若丸座長にしては珍しく、救いのない不条理劇だった。ヤクザ一家に寄宿した旅人、清二郎と一家の若い衆、鉄五郎との、親分の娘をめぐる血で血を洗う争いを描く。旅人を剛さん、娘の婚約者で、近い将来跡目を継ぐことになっている一家の若い衆を若丸さん、そ…

『長崎物語』劇団美山@池田呉服座4月14日昼の部 

並外れた練習量を窺わせる舞台だった。観客のほとんどが満足したに違いない。座長たかしさんの心意気、びんびんと伝わってきた。たかしさんが、どんな歌舞伎役者よりも大きく見えた。実際、若干28歳(?)で、劇団をここまでのレベルにするには、ホント人知…

『忠治流浪笠』劇団美山@池田呉服座4月12日昼の部

授業後に駆けつけたので、芝居の途中からだった。ものすごい人で、やっと隅の一席空いていたところに潜り込んだ。芝居は佳境に入ったところで、忠治(座長)が子分の友二郎(京馬)とともに、茶店で休んでいるシーン。以下、そのあとの筋を。 友二郎(名前が…