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大衆演劇のお芝居ってどんなの?(独断・私見の)大衆演劇観劇ガイド

桜春之丞

『富くじ千両箱』劇団花吹雪(碧月心哉さんゲスト)@新開地劇場9月21日昼の部

お芝居は初めてのもの。コメディ。構成がきっちりしていた。その上、笑いに無理がなかった。いかにも上方喜劇。『道中夢枕』などとの共通点を強く感じた。 内容は他愛ないもの。以下が大まかな筋。 旅の途中、富くじで当たった千両を狙われた末、殺された商…

『ひまわり』劇団花吹雪弁天座2011年3月6日

お芝居は『ひまわり』。恋川劇団でも同タイトルのお芝居があるのですが、まったく違ったものでした。以下があらすじ。 やくざ一家で縄張り争いという稼業に嫌気がさした老齢の親分が、たった一人残った子分の万之助を連れて故郷の安芸の広島へ帰ろうとしてい…

『踏切番』劇団花吹雪@八尾グランドホテル 20011年1月9日

お芝居は『踏切番』で、これで3回目になります。爆笑喜劇ですので、何回観ても楽しい。とくにアドリブ部分がどう変わっているのか確認するのも楽しみのひとつです。新物アドリブ2点は以下。 真之輔さんがかおりさんの夫宅へ因縁をつけに行くのを春之丞さんが…

『母恋信州路』劇団花吹雪@八尾グランドホテル 2011年1月7日

お芝居は『母恋信州路』。これも新開地で観ました。でも、 観劇中に 登場人物の名前等をiPhoneのアプリ、Evernoteに入れたつもりが、保存していなかったようで、うろ覚えです。 亥之松という百姓が妹のおみよをつれて母を探す旅をかけている。おみよは道中の…

『人生無情』劇団花吹雪@八尾グランドホテル 2011年1月4日

お芝居は『人生無情』。悲劇でした。 冒頭、駕篭屋の二人[(梁太郎さん、恵介さん)の長屋前での会話からはじまります。二人は博打でその日稼いだ金を全部使い果たしていました。、そこに駕篭屋の一人、熊の女房の虎(愛之介さん)が参戦し、亭主に小言をい…

『ある日の殿様』劇団花吹雪@八尾グランドホテル元旦公演2011年1月2日

芝居は『ある日の殿様』でした。新開地で観たときに感想を書いています ので、ここではあらすじは省略します。とても楽しいお芝居で、最初から最後まで笑い通しでした。殿様はもちろん春之丞さん、ちょっとぬけた駕籠屋を真之輔さんとそれに突っ込み役の愛之…

『踏切番』劇団花吹雪@一心寺シアター 12月22日夜の部

お芝居は11月の新開地で観た『踏切番』でしたので、筋は省略します。アドリブ部分、とくに真之輔さんを春之丞さんが『切られ与三郎』の中の台詞を使って「特訓」するところが前観たときと少し変わっていました。今度のほうがおかしさ倍増でした。真之輔さん…

『まぼろし峠』三河家劇団 劇団花吹雪春之丞座長、真之輔さんゲスト@鈴なり座12 月18日昼の部

お芝居は『まぼろし峠』。 置屋「田琴」の娘お千代(諒さん)は大店油屋の若旦那(華太郎さん)に見初められるが、彼女には言い交わした清さん(真之輔さん)という男がいた。油屋から若旦那と番頭が来て、支度金として5百両を出すという。置屋の女将でもあ…

『子別れ三度笠』第二回開場記念公演@新開地劇場 2010年12月16日夜の部

お芝居は『子別れ三度笠』。春之丞さんは準主役といったところ。旅人の銀二を演じられました。そこそこの出番でしたが、もっと欲しかったです。 親分の上総屋政五郎伍代孝雄さん)が旅に出ている間、代貸しの金五郎(恋川白峰さん)が親分の幼い息子政吉とも…

劇団花吹雪讃

今日は久しぶりに少し早く帰れたので、仕事の前に少しビデオを観ました。先月の劇団花吹雪公演のDVDなのですが、これについては前に言及しました。2本のお芝居、どちらも好きなのですが、特に『お富与三郎』、何度見ても傑作です。何度観ても笑い転げてし…

第二回新開地劇場開場記念公演<冬華祭>のチケット

一昨日、劇場でチケットを買いました。12月16日(木)に開催されます。劇場のポスターにまだ空席があると貼り紙があったのです。花吹雪さんのアナウンスでは昼の部のみ少しあるということだったので、あきらめていました。良い席ではないのですが、とにかく…

『男の人生』劇団花吹雪@新開地劇場 2010年11月29日

今日は昼から会議が入ったので勤務先に来ています。千秋楽、行けなくなってしまいました。心残りですが、1月が八尾グランドホテルなので、その折の楽しみに取っておきます。でも今日の春之丞さん女形の喜劇、観たかった!思いっきり笑って厄払いできたでしょ…

『三本の矢』劇団花吹雪@新開地劇場 2010年11月28日

昨日、11月28日のお芝居は『三本の矢』でした。もちろん毛利元就の有名なエピソードにちなんだものです。浪速の材木問屋の主人が突然亡くなり、一家では35日の法要を営む準備をしている。なくなった主人には三人の息子がいるが、長男(春之丞さん)は長崎に…

『ヤクザばか』劇団花吹雪@新開地劇場2010年11月26日

お芝居は『ヤクザばか』でした。 兄弟の契りをした二人のヤクザ(兄貴分が愛之介さん、弟分が真之輔さん)。弟分が好いた女性と一緒になって堅気になりたい打ち明けます。その直後に兄貴分が襲われたところを、弟分がつぶてを投げて助けます。それを感謝しつ…

『小夜嵐恨みの一刀』劇団花吹雪@新開地劇場2010年11月25日夜の部

お芝居は『小夜嵐恨みの一刀』でした。 侍の家に嫁いだ小夜(かおりさん)は夫(愛之介さん)不在中に舅から町人の出ということで、離縁され追い出され、実家の兄、仁左衛門(春之丞さん)の営む商家に戻ります。二人には両親はすでになく、兄は家の前で行き…

『ある日の殿様』劇団花吹雪@新開地劇場2010年11月21日夜の部

今月、ちょっと嫌なことが続いたのですが、花吹雪さんの舞台を観て元気をいただきました。このような癒しを観劇には期待していなかったのですが、今回初めて体験することができました。花吹雪さんを観れるというだけで、どれだけ落ち込んだ気持ちが救われた…

『三つの魂』劇団花吹雪@新開地劇場2010年11月16日夜の部

お芝居は『三つの魂』でした。長崎のバテレンの兄弟妹三人が幼い頃迫害で両親を失い、逃げる途中にはぐれて散り散りになり、成人してから再会するも、盗賊の首領に岡っ引き、そして盗賊の手下の妻という皮肉な運命のめぐり合わを嘆きあう結末になります。今…

『おとめ与三郎』劇団花吹雪@新開地劇場2010年11月7日

昼の部を劇場で観ました。でもあまりにもすばらしい舞台でしたので「もう一度見たい」、そう思っていたら、劇団からDVDが出たので、早速買い求めました。一応簡単なレポは以前にしましたが、以下はDVDを見ながら、そして当日の舞台を反芻しながらのレ…

『母恋信州路』劇団花吹雪@新開地劇場 2010年11月5日

夜の部を観ました。お芝居は『母恋信州路』、主演の百姓亥之松(字が間違っているかもしれません、以下同様)を真之輔さん、その弟の美代吉を子桜何とか君(初出場だそうです)、上総屋親分政五郎を春之丞座長、代貸銀二を梁太郎さん、子分佐太を愛之介さん…