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大衆演劇のお芝居ってどんなの?(独断・私見の)大衆演劇観劇ガイド

2014-07-01から1ヶ月間の記事一覧

『下田港の暴れん坊』都若丸劇団@梅田呉服座 7月29日昼の部

あらすじは以下。 第一場 舞台は江戸。美人で評判の芸者千代丸(ひかる)には長吉(剛)という相思相愛の男がいて、彼と一緒になりたいと願っていた。芸者置屋、一文字屋の女将のおさい(ゆかり)も二人を応援していた。そこに横やりを入れたのが山形屋の親…

『呪いの峠』都若丸劇団@梅田呉服座 7月30日千秋楽

観る前から初めて観るものだと分かったので、ネット検索をかけたら、Tokijiroさんという方がブログにレポを上げておられた。2012年10月27日のものです。参考にさせていただきました。ありがとうございます。以下が大筋。 第一場 小川勝五郎(星矢)は妻を井…

『新造船』都若丸劇団@梅田呉服座 7月28日夜の部 

喜劇ではなかった。普通の人情劇。以下、あらすじ。 網元をしていた父の下に生まれた兄弟、信吉と信太郎。信太郎は父が網元として集金した金を持ち逃げしてしまう。残された父はその弁財に苦労。それが祟り、亡くなる。残された信吉(若丸)は漁師として父の…

『度胸一番』&「TOKIO’s Live 」都若丸劇団@梅田呉服座 7月27日夜の部

お芝居は『度胸一番』。初めて観るお芝居だった。明らかに『幡随長兵衛』のもじり。「本家」のお芝居では長兵衛は町奴だけれどいわば江戸町民の代表で、片や彼を湯殿で殺す水野十郎左衛門は旗本、つまり侍の代表として描かれている。この若丸バージョンでは…

『万吉涙唄』都若丸劇団@梅田呉服座 7月22日昼の部

以前にも一度みているのだが、記事にしていなかった。タイトルでは思いだせなかったけど、幕が開いた途端あれだと分かった。というのも若丸劇団ではめずらしい現代劇だったから。 すぐに藤山寛美作だろうと見当はついた。ネットで検索すると、このお芝居、藤…

『五条のたてひき』都若丸劇団@梅田呉服座 7月21日夜の部

このお芝居、以前に2回ばかりみているのに、記事にしていなかった。大筋は以下。 神社の境内。三下の亀吉(ゆかり)が息巻いている。若い娘たちが通りかかるが、「亀ちゃん、親分は?」と、この三下には興味がない様子。そこへ派手な紅の着物姿の好い男が登…

『火の車』都若丸劇団@梅田呉服座 7月20日昼の部

劇場に行って驚いた。人、人、人!席を予約していなかったので、開演20分前に行ったのだけれど補助席。通路の補助席だったけど、呉服座は客席が階段状になっている上に補助椅子が座席より高いので、見やすさ120パーセント。舞台、客席全体を俯瞰できて、大満…

『晴れ姿千両役者』都若丸劇団@梅田呉服座 7月18日昼の部

以前に一度観て、よくできた芝居だと感心したもの。若丸さんのことだから時代考証もパーフェクトなんだろう。そういえば先月朝日劇場でお目にかかった若丸ファン歴11年とおっしゃる男性はその点をとくに褒めておられた。私はその辺りが疎いので、あらためて…

『三下剣法』都若丸劇団@梅田呉服座 7月15日昼の部

昼でトリプルの大入り。満員。補助席も満席。 お芝居は『三下剣法』で、4回目になるのに、このブログ記事にしたのはずっと以前の一回のみ。それもあらすじを書いていなかった。というわけで、おおまかな筋を以下に残しておく。固有名詞は控えていなかったの…

『俺たちゃ渡り鳥だよ』都若丸劇団@梅田呉服座2014年7月4日夜の部

新開地劇場でもみた喜劇だった。話の大筋はそのときのままだけれど、そこは若丸さん、細部が微妙に替えられていた。 旅人二人(若丸・剛)が「相部屋」になって、これから休もうという時に、前に観た折には『泥棒道中』を思わせる「予感」があって、「お芝居…