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大衆演劇のお芝居ってどんなの?(独断・私見の)大衆演劇観劇ガイド

2014-06-01から1ヶ月間の記事一覧

『親子草紙』都若丸劇団@朝日劇場 6月27日昼の部

初見のお芝居だった。九州系劇団で生き別れた親子の悲劇を描く「親子もの」をいやというほど観てきたので、この手の話には食傷気味。これも悲劇は悲劇だったけど、べったりしたお涙頂戴路線とは違っていた。観客の涙腺に訴える芝居は演じる側にはやり易いん…

『風来坊と巾着切り』都若丸劇団 6月25日夜の部

初見のお芝居。大衆演劇によくある「悪い親分を懲らしめる」パターンの完全なパロディ。ホント、よくできていた。要約すると、「茶店の老主人(剛)とその娘を助けるために、ヤクザ一家に乗り込んだ時雨の半二(若丸)の助っ人顛末記」ということになるだろ…

『日本おかしばなし』in「若ちゃんまつり」都若丸劇団@朝日劇場 6月24日夜の部

「若ちゃんまつり」と銘打っての公演。ものすごい人の数。通路はもちろん最前列席の前にも、さらには入り口をつぶしての座席がしつらえてあった。「マジメなお芝居を期待する人は遠慮してください」と若丸さんから事前にアナウンスがあった。そうなると大阪…

『姿なき仇討ち』都若丸劇団@朝日劇場 6月13日昼の部

今日は豪華なゲストが勢揃いした。劇団舞姫葵好太郎座長、劇団九州男大川良太郎座長、それにたつみ演劇BOXから嵐山瞳太郎さんと三人のゲスト。 朝日劇場に到着して驚いた。ものすごい人。休憩時間にさらに驚いた。入り口をつぶしての見物の人がけっこういた…

『必殺仕事人』都若丸劇団@朝日劇場6月9日昼の部

去年、京橋劇場でのLINKの公演でも同タイトルのお芝居をみた。ただし話の中身はまったく違った。こちらの方がずっと構成が緻密だった。だから、芝居の「見せ場」が計算されて提示できたのだろう。この「必殺」シリーズは「見せ場をいくつ作ってなんぼ」とい…

『夜明け笠』都若丸劇団@朝日劇場6月1日

5年ぶりの朝日劇場だそう。私はまだ5年前には大衆演劇を見ていなかったので、朝日に乗った都若丸劇団を知らない。けっこう若丸さんのお芝居を見てきたけれど、このお芝居は初めて。全体の枠組みはヤクザ間の「抗争」を描く昔ながらのお芝居の体裁はしている…