okamehachimoku review

大衆演劇のお芝居ってどんなの?(独断・私見の)大衆演劇観劇ガイド

『姿なき仇討ち』都若丸劇団@朝日劇場 6月13日昼の部

今日は豪華なゲストが勢揃いした。劇団舞姫葵好太郎座長、劇団九州男大川良太郎座長、それにたつみ演劇BOXから嵐山瞳太郎さんと三人のゲスト。 

朝日劇場に到着して驚いた。ものすごい人。休憩時間にさらに驚いた。入り口をつぶしての見物の人がけっこういた。去年のたつみ演劇BOXの千秋楽もそうだったけど、それくらいの人の数。私は5月2日に席を予約していたので座れた。でも端の席のはずが横に補助椅子が出ていた。混雑は嫌いなので、もともと分かっていれば避けたかもしれない。

若丸さん、好太郎さん、良太郎さんはLINKの仲間。四人の仲間のうち、恋川純弥さんは11日にゲストで出演したあと、フランスへダーツの試合で行かれたとのこと。好太郎さんは11日から今日までの三日間のゲスト。良太郎さんは今日のみのはずだった。ところが昨日(昼の部)三部の舞踊ショー中、「『都りょう』が踊ります」というアナウンスが入った。「新人が入ったのかしらん」と思った次の瞬間幕が開き、そこに良太郎さんが。踊ったのは「Dancing All Night」。お客さん大喜び。黄色い歓声が飛び交い、テンションマックスだった。あとの座長の口上、おまけに「ミックス・ジュース」にも参加、座長、好太郎さんと息のあったところをみせていただいた。

この演目に関しては以前に見ている。良太郎さん、今日のお芝居でも大工の虎松役で大活躍。普段は剛さんが演る役を嬉々として演じておられた。ご自分の劇団でよりも、こちらの方が生き生きとしてみえるのは私の気のせいでしょうか。

 もちろん座長が幽霊役。でもおかしさが倍増。この二人の息のあった掛け合いが楽しめました。やっぱり良太郎さんは大阪出身なんですね。座長が仕掛けるさまざまないたずらに適切に(?)対応、そのぶん笑いが濃くなっていました。それにゆかりさん!モウレツ金貸しの老婆(?!)を演じて、以前のオカシサによりいっそう磨きがかかっていました。お腹の皮がよじれるくらい、笑いました。好太郎さんと瞳太郎さんはそれぞれ真之介(良太郎)が兄の仇として狙っていた伝八郎、伝九郎を演じた。

 もう一つ「豪華」だったのは、東映から山田さん、松永さんが参加されたこと。若丸劇団の他の男性座員と一緒にキョンシー役をされました。贅沢!

なお、口上の折にLINKの今年の公演日時、場所が決定したとの発表があった。9月18日、浅草公会堂。