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大衆演劇のお芝居ってどんなの?(独断・私見の)大衆演劇観劇ガイド

2010-11-01から1ヶ月間の記事一覧

『男の人生』劇団花吹雪@新開地劇場 2010年11月29日

今日は昼から会議が入ったので勤務先に来ています。千秋楽、行けなくなってしまいました。心残りですが、1月が八尾グランドホテルなので、その折の楽しみに取っておきます。でも今日の春之丞さん女形の喜劇、観たかった!思いっきり笑って厄払いできたでしょ…

茜健草(劇団花車)さんのこと

『花舞台』で劇団花車の茜健草さんの追善公演の予告を読み、彼が亡くなられたことを初めて知りました。ショックでした。10月18日に入院先の病院でクモ膜下出血のため亡くなられたそうです。去年9月の弁天座公演で前売券を客席に売りにこられた折、また、今年…

『三本の矢』劇団花吹雪@新開地劇場 2010年11月28日

昨日、11月28日のお芝居は『三本の矢』でした。もちろん毛利元就の有名なエピソードにちなんだものです。浪速の材木問屋の主人が突然亡くなり、一家では35日の法要を営む準備をしている。なくなった主人には三人の息子がいるが、長男(春之丞さん)は長崎に…

『ヤクザばか』劇団花吹雪@新開地劇場2010年11月26日

お芝居は『ヤクザばか』でした。 兄弟の契りをした二人のヤクザ(兄貴分が愛之介さん、弟分が真之輔さん)。弟分が好いた女性と一緒になって堅気になりたい打ち明けます。その直後に兄貴分が襲われたところを、弟分がつぶてを投げて助けます。それを感謝しつ…

『小夜嵐恨みの一刀』劇団花吹雪@新開地劇場2010年11月25日夜の部

お芝居は『小夜嵐恨みの一刀』でした。 侍の家に嫁いだ小夜(かおりさん)は夫(愛之介さん)不在中に舅から町人の出ということで、離縁され追い出され、実家の兄、仁左衛門(春之丞さん)の営む商家に戻ります。二人には両親はすでになく、兄は家の前で行き…

『お祭り提灯』劇団花吹雪@新開地劇場2010年11月23日夜の部

西宮芸術文化センターでの『四季』演奏会の後、花吹雪さんの公演を観に新開地まで行きました。風邪気味で風邪薬を飲んだもののけだるくてどうしようと迷ったのですが、やっぱり行ってよかったです。お芝居は喜劇、『お祭り提灯』で、思いっきり笑ってすっき…

『ある日の殿様』劇団花吹雪@新開地劇場2010年11月21日夜の部

今月、ちょっと嫌なことが続いたのですが、花吹雪さんの舞台を観て元気をいただきました。このような癒しを観劇には期待していなかったのですが、今回初めて体験することができました。花吹雪さんを観れるというだけで、どれだけ落ち込んだ気持ちが救われた…

『三つの魂』劇団花吹雪@新開地劇場2010年11月16日夜の部

お芝居は『三つの魂』でした。長崎のバテレンの兄弟妹三人が幼い頃迫害で両親を失い、逃げる途中にはぐれて散り散りになり、成人してから再会するも、盗賊の首領に岡っ引き、そして盗賊の手下の妻という皮肉な運命のめぐり合わを嘆きあう結末になります。今…

『おとめ与三郎』劇団花吹雪@新開地劇場2010年11月7日

昼の部を劇場で観ました。でもあまりにもすばらしい舞台でしたので「もう一度見たい」、そう思っていたら、劇団からDVDが出たので、早速買い求めました。一応簡単なレポは以前にしましたが、以下はDVDを見ながら、そして当日の舞台を反芻しながらのレ…

『母恋信州路』劇団花吹雪@新開地劇場 2010年11月5日

夜の部を観ました。お芝居は『母恋信州路』、主演の百姓亥之松(字が間違っているかもしれません、以下同様)を真之輔さん、その弟の美代吉を子桜何とか君(初出場だそうです)、上総屋親分政五郎を春之丞座長、代貸銀二を梁太郎さん、子分佐太を愛之介さん…

『あかんたれ』新川劇団@小岩2010年10月22日

お芝居は『あかんたれ』でした。大阪の大店の息子の話です。「継子もの」、「根性もの」、そして「改心もの」をミックスした筋書きでした。義理・人情がらみの話ですが、そこにサディズムの味付けがされています。一歩間違えればセンチメンタルになるところ…

『花笠文治』伍代孝雄劇団@新開地劇場2010年10月30日

29、30日(千秋楽)と新開地の伍代孝雄劇団公演に行きました。とにかく素晴らしかった!伍代さんは今月までみる機会がなかったのですが、芝居は内容、構成、演出ともに今まで観た中で一番私の好みでした。旅芝居が「小歌舞伎」といわれた名残を最も残した劇…