2013-01-01から1年間の記事一覧
まず、2008年時点で若丸さんがここまでのものを創り上げておられたということに、驚嘆した。大衆演劇でここまでの完成度の高い芝居を観たことがない。否、商業演劇でもない。おそらく強い信念をもって、とてつもなく桁外れの構想を、実行に移したというべき…
このお芝居は初めて。あらすじは以下。 向かい合わせに住んでいる大工の親子。その父、伝助(キャプテン)と息子、友吉(座長)は犬猿の仲である。なにかと言い争い、互いに一歩もひかない。伝助の下の大工たち(ゆかり、虎徹)、友吉の下の大工たち(星矢、…
このお芝居、三回目だった。いつもおなかを抱えて笑ってしまう。絶妙の間の取り方。アドリブ部分がその都度少しづつ変わるので、飽きない。以下が大まかな筋。 おこも稼業の五郎やん(座長)が、ちょっとした行き違いから大店の旦那(キャプテン)に昔捨てて…
オリジナル脚本は悲劇だったのかもしれないが、今日のものは悲劇ではないように演出されていた。ホッとした。ハッピーエンディングのみを是としている訳ではないが、やみくもに救いのない「悲劇」にもってゆく九州系劇団の「方針」にはうんざりなので、この…
若丸座長が9月一ヶ月不在。その間は剛副座長が座長、星矢花形が副座長、そして舞斗さんが花形に「昇格」。ということで、お芝居の内容は以前にみたときとほぼ同じでも、配役を変えての舞台だった。楽しかった。大まかな筋は以下。 御嶽の親分(キャプテン)…
脚本、演出都若丸座長、「LINK」の四人のメンバーがそろっての芝居。あと、(おそらく)葵好太郎さんの劇団、「劇団舞姫」の座員さんたち、そして都若丸劇団の「常連」の東映の山田さん、松永さんといった俳優さんたちが参加していた。とはいえ、登場人物が…
お芝居は『泥棒道中』だった。去年も観ているし、超満員だろうと予想してはいたけれど出かけた。案の定、開演40分前にすでに長蛇の列、二階席になった。とはいうものの、歌舞伎の劇場に比べたら、二階席といえども舞台が近い。オペラグラスも必要ない。 楽し…
若丸座長にしては珍しく、救いのない不条理劇だった。ヤクザ一家に寄宿した旅人、清二郎と一家の若い衆、鉄五郎との、親分の娘をめぐる血で血を洗う争いを描く。旅人を剛さん、娘の婚約者で、近い将来跡目を継ぐことになっている一家の若い衆を若丸さん、そ…
並外れた練習量を窺わせる舞台だった。観客のほとんどが満足したに違いない。座長たかしさんの心意気、びんびんと伝わってきた。たかしさんが、どんな歌舞伎役者よりも大きく見えた。実際、若干28歳(?)で、劇団をここまでのレベルにするには、ホント人知…
授業後に駆けつけたので、芝居の途中からだった。ものすごい人で、やっと隅の一席空いていたところに潜り込んだ。芝居は佳境に入ったところで、忠治(座長)が子分の友二郎(京馬)とともに、茶店で休んでいるシーン。以下、そのあとの筋を。 友二郎(名前が…
お芝居の『金也の真心』はみたことのないお芝居でした。都若丸劇団のHPには、ひかるさんが翌日の演目の外題をアップされているので、助かります。この劇団さんのHPは、必要な情報が網羅されているとてもよくできたものです。大衆演劇の劇団でここまで親切・…